私ども一般社団法人全国サービサー協会は、「債権管理回収業に関する特別措置法」(通称サービサー法)に基づいて設立された債権回収会社(サービサー)の自主規制団体です。2000年10月16日に任意団体として全国サービサー協会を設立し、その後、2009年4月1日に一般社団法人化しています。
さて、2021年度も、年間を通じて、コロナ禍に翻弄された年となりました。終息には未だ時間がかかると思われますが、今後も所管官庁である法務省等の指針に従い、ポストコロナ時代への対応を強化してまいります。
当協会では2022年度の基本方針として、「サービサー業務を通じて、業界への社会的信頼を向上させ、日本経済のサステナブルな発展に寄与する」ことを掲げています。
そのテーマに「サービサー法改正とポストコロナ時代への対応」を謳い、副題として「サービサー機能を活用した事業再生・再チャレンジの促進により地域経済の活性化に寄与」することを新たに加えています。
コロナ禍の先行きが見通せない、この様な時こそ債務者などへ適切な対応をとることで、サービサーが日本経済のサステナブルな発展に寄与する社会インフラであるという信頼と、存在意義をより発揮する時だと思っています。
また、引き続き基本スタンスを「社会的信頼の向上」に置き、それを実現するための取組みとして、コンプライアンス関連の研修実施や、自主ルール・自主ガイドラインの見直しと、その定着に向けた継続的な取組み、暴力団等反社会的勢力の排除活動に対する支援などを継続してまいります。
今後とも、上記の基本方針等に基づき、各種施策に取組み、自主規制団体としての役割を適切に果たして行く所存でございます。
2022年6月30日
一般社団法人 全国サービサー協会
理事長
理事長 土屋 太郎
